Noir Kei Ninomiya ロマンティックな黒の世界|ノワールケイニノミヤ

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こんにちは。ブランド古着買取専門店KLDです。

Noir Kei Ninomiya(ノワールケイニノミヤ)、ブランド名に「noir(ノワール)」とついている通り、濃い黒色でブランド全体の世界観を彩っている印象の強いモードブランドです。

黒一色といっても、無機質なモノトーンではなく、非常に生き生きとした、有機的な「黒」、ロマンティックな「黒」を作り続けています。

今回は、そんなNoir Kei Ninomiyaの世界観を支える要素を、ルックの写真などを交えてご紹介していきたいと思います。

  • Noir Kei Ninomiyaってどんなブランド?
  • Noir Kei Ninomiyaを形作る要素

という形で解説していきます。

他に類を見ない独特なNoir Kei Ninomiyaの世界を少しでも覗き見ていただければと思います。

Noir Kei Ninomiyaってどんなブランド?


Noir Kei Ninomiyar公式Instagramより引用 noirkeininomiya

Noir Kei Ninomiyaは、デザイナーの二宮啓によって2013年に立ち上げられたブランドです。

コムデギャルソンに入社後、パタンナーの経験を経て、自身が29歳の時に最年少デザイナーとしてコムデギャルソン社の中でブランドを展開する事になりました。

ブランド名の「ノワール」とは、フランス語で「黒」を意味し、ブランドを象徴とするカラーでもあります。


引用 pen-online.jp

ブランドの軸として黒をコンセプトとし、差し色的な感覚や、時折他のカラーを大胆にチョイスしているデザインも見られますが、二宮氏曰く、それは「ブランドの軸でもある黒のイメージを引き立たせるための手段」とのこと。

コムデギャルソンの傘下で展開されているブランドですが、「ノワール ケイ ニノミヤ」としての「黒」を確立しており、モードファッションという枠組みを超え、自由な発想でイメージを更新しています。

製法の特徴として、新たなプリント手法や、高度なレーザーカット技術を用いており、従来のものづくりとは違った新しい切り口で服を表現しています。

チェーンやリングで布同士を繋ぐといった糸を使わない手法を用いることが度々あり、常に新しい事に挑戦し続けている事も魅力の1つです。

さらに、2018年にはMONCLERとのコラボレーションも話題となりました。

一見、アウトドアブランドとのコラボレーションというとなかなかイメージの沸きにくいブランドですが、モンクレールの持つダウンやキルティングの技術を見事にブランドのイメージと融合させたコレクションは高く評価されました。


引用 fashion-press.net

Noir Kei Ninomiyaはコレクションの度に、黒の持つ魅力を新たに更新しており、服の表現方法の幅を広げていっています。

コムデギャルソンとの関係性

デザイナーの二宮氏はコムデギャルソンに入社後パタンナーとして4年間勤務し、その中で川久保玲の頭の中にある構想をどう表現して、結果を出していくか奮闘していたと言います。

コムデギャルソンは、これまでに無いクリエイションを世の中に発表し続ける前衛的な姿勢のブランドなので、パタンナーチームのプレッシャーは相当大きい物だったはずです。


引用 ginzamag.com

4年目のある時、社長である川久保玲に「何か新しいことをしましょう」と声をかけられ、Noir Kei Ninomiyaは動き出します。二宮氏が捉える新しいアプローチを模索しながら、話し合いの末に黒(ノワール)を主軸にしたブランドを展開することになりました。

コムデギャルソンによる新ブランドの発表はGANRYU(ガンリュウ)以来4年ぶりで、しかも同社では最年少となる29歳でのデビューでした。

今度はデザイナーとして二宮氏なりの新しさを服に落とし込み、川久保の元で培った感性を活かしながら、ブランドの形が徐々に形成されていきました。

デザインへのこだわり

デビューコレクションでは最新技術であるレーザーカットを駆使し、その後も最先端テクノロジーを用いて服の新しい表現方法を提案をしています。

最新技術の利用は、あくまでもブランドの主軸でもある黒(ノワール)が持つ美しさや力強さの新しい表現として捉えていると言います。

これからも、新しさを求めて様々なアプローチを展開していく可能性はありますが、黒(ノワール)の美学を追求するという強いこだわりは変わらないでしょう。


レーザーカットを駆使した素材 引用 pen-online.jp


金属を使用した「METAL COUTURE」 Noir Kei Ninomiyar公式Instagramより引用 pen-online.jp

常に新しい表現を更新していくNoir Kei Ninomiyaはファッションのあらゆる可能性を秘めていると言えます。

有機的な黒、生き生きとしたランウェイ

Noir Kei Ninomiyaは、「黒」という大きなテーマを掲げながら、それが無機質なモノトーンになってしまうのではなく、躍動感のあるデザインや、インパクトのある仕掛けなどによって生き生きとした表情を見せるブランドです。

近年のコレクションにも「植物を使ったヘッドピース」など、特徴的な要素が見られました。


2018AWコレクションより 引用 fashion-press.net


2020SSコレクションより 引用 fashionsnap.com

ヘッドピースを担当したのは、日本人フラワーアーティストの東信(あずままこと)。

東氏の花屋に、二宮がお客さんとして出向いた事がきっかけで出会ったそうで、2人のものづくりの精神論や表現に対する姿勢が似ていた事もあり、コレクションでコラボレーションするようになりました。

2018年のコレクションから、複数回にわたり、東氏との共作ともいえるコレクションを展開しています。

コレクションでは、根が付いたままの花や野原にありそうな雑草をあえてヘッドピースとして装飾することで、自然の持つ力強さや生命のエネルギーを表現しています。

隙がないイメージの黒(ノワール)という色に土臭さが残る生花の粗さをプラスし、見ている人にインパクトを与えたいという狙いがあるそうです。

フラワーアーティストの感性を、ヘアメイクとして取り入れる斬新な発想でNoir Kei Ninomiyaの世界観を表現しています。

少女的なノスタルジーからの変容

Noir Kei Ninomiyaのデザインには、度々「リボン」や「フリル」といった少女を思わせるモチーフが登場します。

コムデギャルソンにもそのような要素はあるのですが、Noir Kei Ninomiyaでは更にそれを突き詰めたデザインが見られます。

近年では2021SSコレクションで見せたリボンまみれのピースなどが顕著でした。


引用 fashion-press.net

可愛らしいピンクとリボン、一見要素だけを見ればノスタルジックな少女趣味の洋服が出来そうな所を、Noir Kei Ninomiyaでは、少女が何かに変容してしまったような、ある種異様なコレクションに昇華させていました。

このシーズンには他にも、少女時代に誰もが楽しんだことがあるような、透明なビーズを繋ぎ合わせたドレスなども登場しました。


引用 fashion-press.net

こういった黒を使わない珍しいコレクションピースも、Noir Kei Ninomiyaに見られる根底のパワーのようなものは相変わらずで、しっかりとブランドらしさが感じられます。

個人的な意見ですが、ドレスの全身にリボンが執拗に結ばれたさまは神社のおみくじが結ばれている姿に少し似ていて、無垢で執拗な少女の祈りを想起させる、ある種ロマンティックな姿といえそうです。

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ここまで読んでくれた方へ

ここまで読んでくださって、ありがとうございます!

モードを軸に様々な要素を取り込みながら独自の世界観を構築し続けるNoir Kei Ninomiya。

とても魅力的なブランドですよね。

KLDではNoir Kei Ninomiyaのお買取りを強化しております。

査定額が、発売からの経年に左右されにくいブランドの一つですので、購入時期等はあまり気にせず、まずはお気軽にLINE査定などをお試しください。

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ありがとうございました。

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