KIDILLデザイナー、末安弘明ってどんな人?|キディル

こんにちは。ブランド古着のKLDです。

不屈のパンク精神をテーマにしたブランド、KIDILL(キディル)。

“いかにして自分と向き合うか”

自分を貫き通す姿勢を大切にクリエイションを続け、今や世界で活躍するまでに大きくなった日本のブランドです。

そのKIDILLをデザインするのは、どんな人物なのか?
ということで、今回はデザイナーの末安弘明さんにフォーカスして、ブランドを形作る要素を掘り下げていきます。

今回は、

  • KIDILLとは?
  • デザイナーについて
  • KIDILLを形作るもの

という形で、デザイナーの人となりを通して、ブランド理解を深められるお話をご紹介していきます。

ぜひご覧ください。

KIDILLについてはこちらの記事もどうぞ

KIDILLってどんなブランド?|少年の内省、残酷さ、そしてパンク精神|キディル

引用:fashion-press.net こんにちは。ブランド古着のKLDです...

KIDILLってどんなブランド?|少年の内省、残酷さ、そしてパンク精神|キディル

KIDILLとは?


引用soen.tokyo

引用fashion-press.net

引用soen.tokyo

KIDILL (キディル)は、2014年にデザイナーの末安弘明さんが立ち上げたブランドです。

ブランドのコンセプトは「真実こそは、完成と美の、根本であり理である」。
パンクの精神をテーマに、着る人の本質を引き立てる服作りがKIDILLの根源にあります。

「KIDILL」の由来は、“kid(少年)”と“ill(精神状態の不安定さ)”という単語を組み合わせた造語から。
“好きなものに没頭する”まるで10代の頃のような、繊細で残酷な感情のイメージから造られました。

創造されるアイテムは、人間の内面に迫るかのような、ハードコアやパンク、グラフィティ、スケートボード、文学など、デザイナー自身がこれまでに体験してきた様々な文化を取り入れているのが特徴。

また偶然性や即興性も、大切にしているブランドです。

デザイナー


引用openers.jp

KIDILLをデザインするのは、末安弘明(すえやすひろあき)さん。

コンテスト受賞歴を持ち、着実にブランドを成長させているデザイナーです。

主な活動

  • 2015年 第8回DHLデザイナーアワード受賞
  • 2016年 東京渋谷にて初の路面店「KIDILL ROOM」オープン
  • 2017年 「Tokyo新人デザイナーファッション大賞(2020年終了)」受賞
  • 2021年 『TOKYO FASHION AWARD 2022』受賞
  • 2022年 パリコレクションの公式スケジュール参加

生み出すデザインは、パンクの精神を根底にしたストリートの衝動性や、スタイルが持つ意味を服に込めたものが多くみられます。

時にサイケデリックなデザインも存在していますが、ラグジュアリーな生地やテーラリング技術を採用していることで、クラシックな雰囲気もどこか感じられる印象です。

このように末安さんは、KIDILLを通した独自の表現でブランドを確立させ、今や世界で活躍するデザイナーの一人となっています。

KIDILLを形づくるもの

パンクをテーマとした独自のブランド観を確立しているキディル。

「ファッションが大好きだったからデザイナーになった」と末安さんは言います。

しかし経歴を辿ると、美容師を目指して美容学校へ進学し、職に就いたという過去も持っているようです。

キディルのデザイナー末安さんが、現在の活躍に至るまでにどんな道筋を辿ってきたのか。

生い立ちとデザイナーまでの道のり、またデザイナーとしての成長について、ご紹介していきたいと思います。

パンク音楽とファッションに出会った10代


末安さん20歳のころ 引用mensnonno.jp

“パンク”と“ファッション”と“末安さん”との繋がりは、末安さん自身が10代の頃から始まります。

キディルデザイナー、末安弘明さん(以下、末安さん)が誕生したのは、1976年。
福岡県久留米市の、旅館を営む家庭に生まれました。

ビックリマンやアメコミのフィギュアなどを集めたり、書道教室に通ったりしていた子供時代であったそうです。

高校生になると音楽に夢中になり、レコード収集をしたり、友人とクラブへ通ったり。
“パンク”の音楽に出会ったのも、ちょうどこの頃です。

同時にファッションにも興味を持ち、夢中に。
地元のセレクトショップに何度も足を運び、バイト代は全てファッションに使っていたと言います。

しかし、ファッションではなく美容師の道へ

そんな10代を過ごしていた末安さんは、いつしか「ファッションの道に進みたい」と将来を考えるようになったのだそうです。

当時好きだったのは、イギリス初期のパンクミュージックと、ブランド「Vivienne Westwood(ヴィヴィアンウエストウッド)」でした。
(ヴィヴィアンといえば、イギリスのパンクファッションの火付け役ですね!)

しかし、不安定な業種であることを心配した親の反対から、進学は美容系の学校へ。
福岡で名門と言われる、美容系スクール「大村美容ファッション専門学校」へ入学しています。

その後は順調に美容の知識を学び、1997年に同校を卒業し、美容師として原宿のヘアサロンへ就職。
目指したかったファッションの道は諦め、美容の道へ進むこととなったというわけです。

好きなファッションに出会い、将来の夢とするも、家族の想いを汲んで美容師へ。
末安さんの美容出身である経歴の背景がわかる、出来事です。

岡本太郎さんに感化され、ロンドンへ


影響を受けた岡本太郎さんの本を紹介する末安さん 引用mensnonno.jp

末安さんは、自分に人生の後押しをしてくれた人物として、岡本太郎さんの名前を挙げています。

美容師として働き、6年ほどたった頃、ふと生きている実感が持てなくなってしまい、そんな時出会ったのが、岡本太郎さんの本でした。

岡本さんの生き方や思想に感化され、末安さんは“美容師をやめて今の自分から脱却して、自分の人生を変えたい”そんな気持ちが溢れたのだそうです。

2002年、その気持ちを抱えて、パンクカルチャーの聖地であるイギリスのロンドンへ向かいました。

岡本太郎さんから受けた強いメッセージで、一度失いかけていた心に火が付き、“自分1人の力で何かを生み出したい”という、ただその想いだけで目的もないままに、ロンドンで挑戦をすることを決意した、末安さん。

26歳の時のことです。


(イメージ)ロンドンのファッション街 引用schoolwith.me

ロンドンで再びファッションの道へ

渡英した当初は、語学学校に通いながら、ヘアメイクのアシスタントをしたり、ロンドンコレクションのショーのヘアメイクを手伝ったりしていました。

ロンドンと言えば、ファッションの留学先としても盛んな首都。

“何か”をやり遂げたいという想いだけで移り住んだロンドンでしたが、ロンドンの地で受けた刺激などから、末安さんのファッションへの想いは再燃し、自分で服が作りたいと思うようになったそうです。

まだ見つかっていなかった“何か”という目的は「服を作ること」となり、いよいよ洋服作りを始めます。

まず、最初は古着を買ってリメイクをし、知人の雑貨店に置かせてもらうことからスタート。

とはいうものの、服作りを学ぶお金や知識のない末安さんは、安く買った古着を解体して、服がどんな仕組みなのか、どんな仕立てなのかを自分で知り、完全独学で服作りを始めたのだそうです。

岡本太郎さんの影響と、ロンドンへ向かった末安さんの決意、そして再び生まれたファッションへの想い。
一度諦めたファッション界への道は、ここから始まっています。

前身ブランド「ヒロ」の誕生


ロンドンでのショーの様子 引用themmagazine.net

独学で服作りを始めた、末安さん。
その後、キディルの前身ブランドとして知られる「HIRO(ヒロ)」を立ち上げました。

きっかけは、同居していた仲間とショーを行ったことから。
そのショーは、末安さんの後のデザイナー人生の大きな転機となっています。

もともとは“記念になれば”程度の、自分たちの思い出作りの目的で開催したイベントだったのですが、高評価を得ることに。

来場した現地や日本のバイヤーの反応は良く、末安さんの服を買い取りショップに商品を並べてくれることになるという予想外の展開となります。

その日本人バイヤーには、現在はグラフペーパーのクリエイティブディレクターをしている、南貴之さんの姿も。

南さんは、当時関わっていたショップのバイイングにきていたようで、“全部買いたい”と言ってくれたのだそうです。(目の付け所が、さすが売れっ子ディレクターですね)

南貴之さんに関してはこちらの記事からお読みいただけます。

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2004年、デザイナーデビュー

そんな予想外の評判を得たショーの出来事をきっかけに、末安さんは、ブランド「ヒロ」の本格的な活動を考えるように。

末安さんにとって、趣味であった服作りは、本気の服作りへ変わり始めます。

もともとイギリスへ来た当初、1年ほどで帰国する予定であったようですが、このままできる限りロンドンで服作りを続けて行こうと考え、“ヒロ”は、ロンドンを拠点としたブランド活動を展開。

その後、ビザが切れたことで2006年に帰国してはいますが、末安さんの最初のブランド“ヒロ”は、パンクをテーマにしたブランドとして2014年まで継続し、着実に成長させました。

帰国後の代表的な活動をまとめます。

  • 2007年 合同展rooms、インスタレーション開催。
  • 2009年 ショップ「CANDY」にて初の個展。その様子がNHKにて180カ国で放映される。
  • 2010年 旗艦店「HIRO SHOP」をオープン。

多岐に渡った活躍で、広い分野から賞賛を得るまでに至りました。

“ただ好きな事”であった服作りが、敏腕バイヤーとの出会いでブランドとして本格デビューするまでになり、デザイナーとして力を付けた末安さん。

偶然のようでありながら、必然的に歩みを進めているようにも見える、エピソードの数々です。


「HIRO」2012-13AWルックより 引用fashion-press.net

「ヒロ」から「キディル」へ


旗艦店「KIDILL ROOM」 引用Facebook公式「KIDILL ROOM」より

“ヒロ”での活動が順調に過ぎ10年ほどたった頃、40歳を目前にした末安さんが考えたのは、展示会やコレクションなどの活動のレベルアップでした。

そして2014年、新たな決意と共にブランド名を一新し、現在のブランド「KIDLL (キディル)」が誕生。
2016年に、路面店「KIDILL ROOM」をオープンさせました。

翌年には、若手デザイナーの登竜門と言われる『Tokyo新人デザイナーファッション大賞(2020年終了)』を受賞し、2019年パリへ。

さらに、2021年10月『TOKYO FASHION AWARD 2022』も受賞しています。

また近年の大きく話題を呼び注目を集めたことで言えば、2022年のパリコレクションの公式スケジュールでの参加の決定でしょうか。

キディルは、本格的なパリ進出を実現するまでに、大きく成長を遂げました。

自分の人生を変えたいという想いから始まり、何もわからないまま、しかし着実に自身の想いを形にしてきた末安さんの行動力には本当に驚かされます。

パンクというテーマである理由


2022AW「OUTSIDER」より 引用wwdjapan.com

キディルのテーマは「パンク」。

イギリスカルチャーとしてパンクはもちろん、“自分を貫き通す姿勢”としているパンクの「反骨精神」も重要なテーマとしています。

それは末安さんにとって“いかにして純粋に自分と向き合うか”ということです。

また、ここ数年では、カルチャーとしてのパンク要素だけでなく、精神的な部分でのパンクの意味を持つ服作りに自然にシフトし、表現の幅を広げています。

2022年AWの「OUTSIDER (アウトサイダー)」をテーマとしたヘンリーダーガーの作品を取り上げたコレクションについても、その精神面での彼への敬意から、関係者へ直々にオファーし実現した作品であったようです。(アウトサイダー=部外者などと言った意味)

「キディル」というブランド名の由来が、“カオスの中にある純粋性”を意味しているとおり、自分自身に対して濁りのないクリエイションにし続けていきたいという、末安さんの想いがまさに“パンク”というテーマである理由。

末安さんの揺るぎない想いそのものが、ブランド「キディル」で表現されているのです。


引用fashion-press.net

ヘンリーダーガーの作品集 引用mensnonno.jp

これからについて


2022-2023AWコレクションの様子 引用mensnonno.jp

つかみ取ったパリコレの公式参加は、コロナ渦の影響で映像発表となり、末安さんが目指したパリ現地での開催には至りませんでしたが“これからも諦めずにショーを継続したい”という、末安さん。

今では海外の取引先も増え、アジアやサウジアラビア、北欧などでも新規取り扱いが始まっているそうで、着実に世界へ名を広げていることがわかります。

また近年では、他ブランドとのコラボレーションも積極的に行い、表現の幅を拡大。

「rurumu:」とのコラボにおいては、今までなかったレディースアイテムを展開し、性別を越えたファン獲得を実現しています。

今後については、もっと一般のユーザーにも知ってもらえる姿勢も大切なことだと、更なるブランドのアピールを考えているようです。

過去から現在、そして未来への末安さんの視点を追うと、デザイナーとしてだけでなく、ブランドPRに向けての行動も積極的に行っている様子がわかります。

強い意思で挑み続け、そしてチャンスを掴み、ブランドとしてもビジネスとしても着実に拡大を進めている、キディルと末安弘明さん。

これからも末安さんの「反骨精神」の表現をキディルを通してみることができるのか、ますます期待がふくらみます。

ここまで読んでくださった方へ

ここまで「末安弘明さん」というデザイナーにフォーカスし、お話してきました。

デザイナーを通して、KIDILLというブランドへの理解が少しでも深まれば幸いです。

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